専門用語集

業者さんとの何気ない会話の中、わからない専門用語で困った経験はございますか?
ここには、当社が関わっている4つの分野の用語集を掲載しています。 よかったら、お役立てください。

INDEX

環境用語集

  • 【ISO14001】アイエスオー14001

    国際標準化機構(ISO)が策定した環境に関するマネジメントシステム規格。ISO14001では、組織が環境マネジメントシステムに関する意図した成果を達成するための仕組みを規定している。 1996年に初版のISO14001:1996が発行され、さまざまな環境状態の変化に対応可能な規格として、2015年に改訂され、ISO14001:2015として発行されている。

  • 【アセスメント】

    事前影響評価ともいう。ある対象に対して情報を集め、客観的に評価し査定を行うこと。略してアセスと言われることもある。

  • 【一般廃棄物】いっぱんはいきぶつ

    産業廃棄物以外のもの。一般家庭から排出されるいわゆる家庭ごみ(生活系廃棄物)、事業所などから排出される産業廃棄物以外の事業系一般廃棄物(オフィスごみなど)のこと。

  • 【LED】エルイーディ

    Light Emitting Diodeの略であり、発光ダイオードと呼ばれる半導体素子のこと。半導体素子の違いにより、必要となる電圧や発光色が異なる。このLEDを利用したLED照明は、低い消費電力で大きな光エネルギーを得られ、商品寿命も長い。そのため省電力分野でLED照明への代替が進んでいる。

  • 【オンサイト発電事業】オンサイトはつでんじぎょう

    顧客の敷地の一部を借りて、事業者が発電設備を設置・所有し、エネルギー・サービス事業を行うこと。

  • 【温室効果ガス】おんしつこうかガス

    大気中の二酸化炭素やメタンなどのこと。これらのガスは太陽からの熱を地球に封じ込め、地表を暖める働きがあると言われている。温室効果ガスによって、地球の平均気温は約15℃に保たれているが、このガスがないと-18℃になってしまうと言われている。
    産業革命以降、温室効果ガスの大気中の濃度が上昇。97年の第三回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)で採択された京都議定書では、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素のほかHFC類、PFC類、SF6が削減対象の温室効果ガスと定められた。

  • 【環境影響評価法(環境アセスメント)】
    かんきょうえいきょうひょうかほう

    環境アセスメントは、大規模な開発事業の実施前に、事業者が、その事業が環境に与える影響を予測・評価し、住民や関係自治体などの意見を聴くとともに専門的立場からその内容を審査し、適正な環境配慮がされるようにすること。
    1969年にアメリカで制度化され、以降、世界各国でその導入が進んでいる。日本では、1972年に公共事業での環境アセスメントが導入され、昭和50年代半ばまでに港湾計画、埋立て、発電所、新幹線についての制度が設けられた。1997年に「環境影響評価法」が成立。2011年に、環境影響評価法の一部を改正する改正アセス法が成立した。

  • 【サーマル・リサイクル】

    Thermal recycleは、熱回収のこと。廃棄物を焼却処理する際に発生するエネルギー(排熱)を回収し、利用すること。日本も1970年代以降徐々に清掃工場の排熱利用が普及した。熱源としての再利用や冷房用に利用することも多い。

  • 【ゼロエミッション】

    廃棄物を一切出さない資源循環型の社会システム。1994年に国連大学が提唱した考え方。日本国内では、廃棄物処理コストや総CO2排出量の削減につながるため、工場のゼロエミッションに取り組む企業が増えている。

  • 【太陽光発電】たいようこうはつでん

    自然エネルギーである太陽光を利用した発電方式を、太陽光発電という。太陽光発電は汎用性が高く、太陽光さえ得られればどこでも発電できるというメリットを持つ反面、発電効率の低さなど課題もある。

  • 【バイオ燃料】バイオねんりょう

    バイオマス(再生可能な生物由来の有機性資源)から作る燃料のこと。代表的なものとしては、薪、木炭、ごみ固形燃料(RDF)、木質ペレット、バイオエタノール、バイオガス、バイオディーゼル燃料(BDF)などがある。
    大気中のCO2濃度を増加させない燃料として、地球温暖化対策に有効といわれている。

  • 【バイオマス】

    Bio(生物)+mass(量)が語源で、再生可能な、生物由来の有機性エネルギーや資源。草食動物の排泄物を含め1年から数十年で再生産できる植物体を起源とするものを指す。バイオマスの種類としては、木材、海草、生ゴミ、紙、動物の死骸・糞尿、プランクトンなどの有機物等。化石燃料に代わるエネルギー源として期待されている。

  • 【バグフィルター】

    排出ガスの処理装置の1つ。代表的なものにろ過集じん装置があり、ろ材として繊布または不織布を用い、これを円筒状にして工業用集じんに活用されるものがバグフィルター。

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産業廃棄物用語集

  • 【ケミカルリサイクル】

    廃棄物を化学的に分解して(たとえばプラスチックごみを石油の状態まで戻すなど)いろいろな製品の原料として利用する。

  • 【減量・減容】げんりょう・げんよう

    減量はごみの分量を減らすことであり、減容はごみの容積を減らすこと。

  • 【ごみ固形化燃料】ごみこけいねんりょう

    家庭ごみなどの一般廃棄物を主原料とするのがRDF(Refuse Derived Fuel)、主に産業廃棄物のうち古紙およびプラスチックを原料とするのがRPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)。

  • 【産業廃棄物】さんぎょうはいきぶつ

    事業活動に伴って発生する廃棄物のうち廃棄物処理法で規定されている20種類をさす。

  • 【残渣】ざんさ

    ろ過などをした後の残りかすのこと。

  • 【最終処分】さいしゅうしょぶん

    廃棄物を最終的に処分する工程(埋立など)。

  • 【収集運搬】しゅうしゅううんぱん

    廃棄物を回収し、運搬すること。

  • 【収集運搬業者・処理業者】
    しゅうしゅううんぱんぎょうしゃ・しょりぎょうしゃ

    委託された廃棄物を収集運搬、あるいは処理(処分)する業者。

  • 【3R】スリーアール

    Reduce(リデュース:減らす)、Reuse(リユース:繰り返し使う)、Recycle(リサイクル:再利用)の頭文字。環境にやさしい行動の順番として、買う時点でReduce(リデュース)する。次に製品を手放す際にReuse(リユース)を考え、最後にRecycle(リサイクル)に出そうと提唱されている。

  • 【中間処理(処分)】ちゅうかんしょり

    産業廃棄物の減量を行うこと。リサイクルできるものの分別、リサイクル品を原料にする加工を行う。

  • 【特定事業者】とくていじぎょうしゃ

    容器包装リサイクル法に関わる「ガラス製容器」「ペットボトル」「紙製容器包装」「プラスチック製容器包装」のいずれかの容器や包装を利用して商品を販売している事業者や容器製造事業者のこと。

  • 【排出事業者】はいしゅつじぎょうしゃ

    廃棄物を排出するすべての事業者のこと。

  • 【プラスチック製容器包装類】プラスチックせい ようきほうそうるい

    商品の容器および包装資材。ラップ、トレイ、ペットボトルなどで、プラスチック製容器包装マークやペットボトルのマークが付いているもの。

  • 【保管・積替】ほかん・つみかえ

    施設内で車両から廃棄物をおろして、廃棄物の種類ごとに保管。例えば、乾電池一つを処分場に持っていっても効率が悪く、一定量になってから処分場に運ぶために一時保管をすること。

  • 【マテリアルリサイクル】

    再資源化のこと。廃棄物を選別回収して、素材ごとに再加工し、新たな製品として再利用すること。例えば、空き缶は、破砕→溶融→固形化して再び缶の原料となる。

  • 【マニフェスト伝票】マニフェストでんぴょう

    産業廃棄物管理票のこと。産業廃棄物の引き渡しから最終処分までを管理する7枚綴りの伝票。この伝票を通して廃棄物処理の流れが確認でき、不法投棄防止の役割を担う。

  • 【専ら物】もっぱらもの

    専門業者が資源物として扱うビン、缶、古紙、くず鉄など。収集運搬の許可は必要なく、マニフェストも不要なもの。昔からリサイクルが行われてきた廃棄物。

  • 【リサイクル】

    廃棄物を原材料として再生し、違う製品に変えて利用すること。

  • 【リデュース】

    廃棄物の発生を減らすこと。

  • 【リユース】

    使用済みのもの(廃棄物)をそのまま再利用すること。

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リフォーム用語集

  • 【RC造】アールシーぞう

    ※ て行 鉄筋コンクリート造を参照

  • 【アイランドキッチン】

    流し台・調理台・作業台をキッチンの中央に、ちょうど島のように配置したレイアウトのこと。対面型キッチンの一つのタイプ。

  • 【アスベスト】

    アスベストは極めて細い繊維のため飛散すると空気中に浮遊しやすく、吸い込む恐れがある。いったん吸い込むと体外に排出されず、長い年月を経て、じん肺、悪性中皮腫などの症状を引き起こす可能性がある。建材として広く使われてきたが、人体への影響から2011年全面使用禁止に。

  • 【アンカーボルト】

    木造建築で土台をコンクリートの基礎に固定するために使われるボルト。地震などによる引抜力に耐えられるよう、引張硬度の高い素材で作られた部材。

  • 【イニシャルコスト】

    建物や設備を施工・設置するためにかかる初期費用のこと。 完成して使い始めてからかかる維持・管理費用を「ランニングコスト」という。 イニシャルコストは高くても、ランニングコストが安いこともある。のでトータルで検討することが大切。

  • 【インスペクション】

    建物調査のこと。建築士などの専門家による調査で、住宅の劣化や不具合について調査を行う。

  • 【インテリアコーディネーター】

    インテリアにおけるアドバイザー。社団法人インテリア産業協会の資格試験に合格して登録をしている者。

  • 【上張り】うわばり

    既存の壁クロスや床材をはがさずに、その上に新しい仕上材を施工すること。工期の短縮、解体ゴミや工事費用の削減などメリットは多い。既存部の下地が劣化していないことが条件になる。

  • 【A工事・B工事・C工事】
    A工事
    ビル本体の工事のことで、ビルの構造躯体や共用施設などのこと。建物の資産価値の維持に関わる工事なので、費用負担・発注をオーナーが行い、所有権もビルのオーナーとなる。
    B工事
    テナントの都合でビルの施設や仕様を変更する工事のこと。法的に必要となる諸設備で、消防用設備を室内に設置するなど、安全性や工程に影響する工事が多い。費用負担はテナント側で、オーナーの指定業者が施工し、所有権もビルのオーナーとなる。
    C工事
    ビルのオーナーの了承を得た上で行う工事。専有部分の内装や配線、LAN配線などを指す。費用負担も、工事業者の選定も所有権もテナント側にある。
  • 【エコリフォーム】

    健康や環境に配慮した、自然素材を使ったリフォームを行うこと。

  • 【LED照明】エルイーディしょうめい

    LED(発光ダイオード)を照明に利用したもの。省エネ・長寿命で熱線や紫外線が少ないという特徴がある。

  • 【オール電化リフォーム】オールでんかリフォーム

    冷暖房、キッチン、給湯など、すべての設備機器の熱源を電気でまかなう住宅にリフォームにすること。

  • 【外構】がいこう

    家の外にある構造物全体のこと。エクステリアとも言う。門塀やフェンス、門扉、舗装、植栽など。

  • 【改築】かいちく

    建築の全部もしくは一部を取り除き、建築を建て直すこと。水まわりだけの小規模な改築から、増築を伴う大規模な改築まで様々なケースがある。

  • 【瑕疵】かし

    一般的に備わっていて当然の機能や品質が備わっていないこと。あるべき品質や性能が欠如していること。欠陥を含む概念。

  • 【既存不適格建築物】きぞんふてきかくけんちくぶつ

    現在の建築基準法や都市計画法が制定される以前に建築されていて、現行の法令に適合していない建築物のこと。

  • 【躯体】くたい

    建物の構造体のこと。基礎、柱、梁、壁面、床などを指す。

  • 【グラスウール】

    断熱材の一つで、ガラスを原料として繊維化した建材。繊維の中に大量の静止空気を含んで、断熱性・吸音性に優れている。冷暖房コストの削減に貢献し、人体にも安全。不燃材料として認定もされている。

  • 【クロス】

    天井や壁などの仕上げ材として用いられる布、ビニル、和紙などの内装材。色や柄のバリエーションが豊富なため住宅に多用される。ビニルクロスが主流だが、絹や麻などの天然素材にも注目が集まっている。

  • 【珪藻土】けいそうど

    植物性プランクトン「珪藻」の化石の堆積物。多気孔質で無数の小さな穴が水分を瞬時に吸収する調湿性があり、塗り壁材などに用いられる。

  • 【建ペイ率】けんぺいりつ

    敷地面積に対する建築面積の割合のこと。 建ぺい率 = 建築面積 ÷ 敷地面積 × 100 の計算式で求めることができる。

  • 【工程表】こうていひょう

    工事の作業工程をまとめたもので、住宅建設や解体工事に取り掛かる前に作成し確認する。着工から完成までに必要な日数や工程を把握したり、進行管理をするのに使う。

  • 【腰板】こしいた

    室内の壁に、床から腰の高さまで(90㎝程度)貼る板。壁のインテリアとして、アクセントに使われる。

  • 【サイディング】

    外壁に張る仕上材のことで、窯業系、金属系、樹脂系、木質系などがある。リフォームでは、コストやメンテナンスのしやすさなどから検討される。

  • 【左官工事】さかんこうじ

    モルタル塗り、プラスター塗り、繊維壁塗り、荒壁塗りなど、塗り工事の総称のこと。コテという道具を使って仕上げる。住宅だけでなく、店舗や公園、テーマパークなどにさまざまな表情の造形物を作ることもある。

  • 【軸組】じくぐみ

    土台・柱・梁・桁・筋交いなどから構成されている壁体の骨組みのこと。日本の伝統的な住宅工法はこの軸組を組み合わせた頑丈な造りで、在来軸組工法と呼ばれる。木造による軸組、軽量鉄骨による軸組がある。増改築をしやすいのも特徴のひとつ。

  • 【シックハウス】

    住宅建材や家具などから発生する、化学物質でおこるアレルギー症状をさす。
    現在では、建築基準法により換気設備の設置が義務付けられ、建材への化学物資を放散する塗料や接着剤の使用を抑えるなどの対策で、シックハウス症候群への心配は軽減している。

  • 【シーリングライト】

    天井面へ直に取りつける照明器具のこと。最近は、蛍光灯のものよりLEDのものが主流になっている。

  • 【人造大理石】じんぞうだいりせき

    模造大理石。天然大理石に似せて、合成樹脂と無機微粒子によってつくられる。キッチンのワークトップや浴槽などに用いられる。

  • 【スケルトンリフォーム】

    建物の構造躯体以外の全てを解体し、間取り・設備・配管などをすべて新しくするリフォームのこと。

  • 【スレート】

    屋根葺きの材料として使われる、材料の粘板岩のこと。人工と天然がある。

  • 【石膏ボード】せっこうボード

    ラスターボードとも言う。焼き石膏を主原料とした芯に、難燃処理した紙を両面に貼って、平らな板状にした建材。防火性、遮音性、施工性に優れ、壁や天井の内外装の下地材に幅広く使用される。

  • 【増築】ぞうちく

    既にある建築の床面積を増加させる建築工事のこと。増加する床面積が10m2以下であれば確認申請は不要だが、建ぺい率・容積率には注意が必要。

  • 【外断熱】そとだんねつ

    躯体の外側に断熱材を施す工法。高断熱・高気密だが、外壁が厚くなり、敷地の余裕が必要。

  • 【耐震補強】たいしんほきょう

    地震時に家の倒壊を防ぐために、金物や筋交の増強や、屋根の軽量化などを行うこと。

  • 【対面式キッチン】たいめんしきキッチン

    キッチンの前面がカウンターになっていて、リビングやダイニングに対面する形式なので、家族とコミュニケーションを取りながら料理ができる。I型、L型、U型などがある。

  • 【太陽光発電システム】たいようこうはつでんシステム

    太陽電池パネルで、電気をつくるシステム。自家使用の他に電力会社に売電目的で設置されることもある。

  • 【断熱リフォーム】だんねつリフォーム

    壁、天井、床の下に断熱材を入れ、窓などを高断熱のガラスやサッシに交換して、家の断熱性を上げるリフォーム。

  • 【鉄筋コンクリート造】てっきんコンクリートぞう

    RC造とも言う。鉄筋を組み、型枠で囲み、コンクリートを打ち込んで躯体を現場でつくる工法。ラーメン構造と壁式構造があり、住宅では壁式構造が多い。耐火性、耐震性、耐久性、断熱性に優れている。

  • 【鉄骨造】てっこつぞう

    S造とも言う(Sはスチール=鉄)。また、軽量鉄骨と重量鉄骨がある。軽量鉄骨は、構造部分に薄い鋼材(約2.3㎜から4.5㎜くらい)を使った構造で、ハウスメーカーの規格化住宅で多く採用されている。 一方、重量鉄骨は、柱に角型鋼管、梁にH型鋼を使う構造で、柱と柱のスパンを広くできる。開放的な大きな空間や、大開口が可能。体育館や倉庫などで採用されている。

  • 【鉄骨鉄筋コンクリート造】てっこつてっきんコンクリートぞう

    SRC造とも言う。鉄骨鉄筋コンクリート造は、骨組を鉄骨で組み、その周りに鉄筋を配筋してコンクリートを打ち込む工法。鉄筋コンクリート造(RC造)と、鉄骨造(S造)の長所を兼ね備え、断トツの耐震性を持つ。

  • 【トップライト】

    天井に取りつける窓のこと。壁面の窓の3倍の採光が得られる。階段や吹き抜け部分に設置すれば、1階でも採光を得ることができる。天窓やスカイライトともいう。

  • 【ドーマー】

    勾配屋根面につくられた屋根裏部屋用の採光窓。

  • 【トリプルガラス】

    三重ガラスのこと。3枚のガラスを使い、高い断熱性を実現する。ペアガラスよりも重量が大きく、高価になる。

  • 【二重サッシ】にじゅうサッシ

    防音、保温、防寒などの目的でふたつのサッシを二重に取りつけ、気密性を高めたもの。サッシ間の空気層の断熱効果により結露防止にも有効。

  • 【塗り壁】ぬりかべ

    下地の上に、自然素材を何層にも塗って仕上げる壁。 「土壁」「漆喰(しっくい)壁」「珪藻土」「聚楽壁」「プラスター」「繊維壁」などがある。 塗り壁は、防火性が高く、断熱性、調湿性に優れている。日本の気候・風土に適した建材。

  • 【ぬれ縁】ぬれえん

    家屋の外周に設けられる雨ざらしの縁側。かつての和風住宅には、天然木を使ったぬれ縁が設けられていた。

  • 【根太】ねだ

    床の土台となる部材で、m床板の下に渡す横材のこと。木造住宅では、根太は大引(1階の床組部材)に垂直に取り付けられ、床にかかる荷重を大引や束(床下に立てる短い柱)に分散する働きがある。

  • 【軒天】のきてん

    屋根の外壁から飛び出した部分を裏側(軒裏)の天井のこと。劣化しやすく、雨漏りの原因にもなるため、塗装などのメンテナンスが必要。

  • 【延床面積】のべゆかめんせき

    建物の各階の床面積の合計した面積のこと。容積率の限度を計算する場合、延面積と表現され、地下や屋根のない車庫などは含まれない。

  • 【掃き出し窓】はきだしまど

    人が出入りできる程度の大型の窓で、窓の下枠と室内の床の高さとの差がないものを言う。

  • 【パーテーション】

    空間を簡易に仕切ることができる、間仕切り壁のこと。オフィス家具としてよく使われるが、個人宅でも使われ、種類・デザインとも豊富なバリエーションがある。

  • 【幅木】はばき

    床との継ぎ目の壁の最下部に取り付ける幅10cm程度の横木のこと。壁と床の仕上げ部分の収まりを綺麗に見せ、継ぎ目の保護目的もある。

  • 【梁】はり

    屋根を支える構造材で、柱の上に水平に渡す。木造の場合は、二階の屋根を支える「床梁」と小屋組みを支える「小屋梁」がある。

  • 【バリアフリーリフォーム】

    高齢者や身体に障害のある人が生活するうえで、障害(バリア)となる部分を取り除くリフォーム。室内の床段差の解消や階段、廊下などに手すりの設置などを行う。

  • 【パントリー】

    食品庫。保存食品などをストックしておくための収納庫。

  • 【Pタイル】

    床材。主に塩化ビニル樹脂などを使った約30cm×30cmのタイル状の床で、傷や汚れに強いためオフィス・病院・店舗などで広く使われている。デザインの種類も豊富でさまざまな表情を作ることができる。

  • 【ピロティ】

    建物の一階部分を壁で覆わず、外部に開放した列柱空間のこと。マンションなどの1階が駐車場になっているものなどを指す。

  • 【不等沈下】ふとうちんか

    不同沈下とも言う。建物の立つ地盤が、均等に沈下せず場所によって異なることを言う。建物が傾いたり、基礎にヒビが入る原因になる。不均一な地盤構造や、粘土層の軟らかさが挙げられる。

  • 【ペット対応リフォーム】ペットたいおうリフォーム

    ペットの足に負担をかけないすべらない床材の使用やニオイを吸着する内装材の使用、ドアの下部にペット用の出入口を設けるリフォームのこと。

  • 【防湿シート】ぼうしつシート

    床下や壁の湿気を防ぐためのシート。フローリング施工の床下に敷くことが多く、1㎜以下のポリエチレンやアルミ圧着フィルムで、水蒸気や結露を抑える。

  • 【ほたるスイッチ】

    消灯時にもスイッチの位置がわかるように、スイッチの部分が光るもの。階段や廊下、トイレ、玄関につけることが多い。

  • 【ホルムアルデヒド】

    有機化合物の1種。刺激臭のある無色の気体で人の粘膜を刺激する。住宅では、合板の接着剤に使用されていて、シックハウス症候群の原因になることがある。

  • 【間取りの変更】まどりのへんこう

    2部屋をワンルームになど、室内の区画や配置を変えるリフォーム。

  • 【無垢材】むくざい

    1本の原木から角材や板を切り出したもの。真物ともいう。

  • 【モルタル】

    セメント、砂を水で混練してつくった塗り建材。一般的にはセメントモルタルのこと。

  • 【養生】ようじょう

    建築工事や引越で、すでに仕上がった部分や既存の部材が傷ついたり、汚れたりするのを防ぐために、カバーをかけて保護をすること。

  • 【容積率】ようせきりつ

    敷地面積に対する延床面積の割合のこと。 容積率=延床面積÷敷地面積の計算式で求めることができる。

  • 【ライティングダクト】

    ライティングレールとも言う。差込型の照明器具を接続し、電流を供給する溝型の配線器具のこと。照明器具の脱着、位置変更が容易にできる。

  • 【ランニングコスト】

    建築物や設備を運営・管理するために、経常的にかかる維持管理費用。光熱費、修繕費などを合わせた費用。

  • 【リノベーション】

    既存の建物の更新のために、大規模な工事を行うこと。リフォームよりも大がかりなものを指す。耐震性や耐久性を向上のための改修や、冷暖房の効率を上げるための改修など、新たな機能や価値を付け加えたり、性能を向上させる工事。

  • 【リフォーム減税】リフォームげんぜい

    一定の基準を満たす省エネ・バリアフリー・耐震を目的としたリフォームに、所得税の控除や固定資産税が減税されること。

  • 【ルーフバルコニー】

    下階の屋根(ルーフ)部分を利用したバルコニー。一般のバルコニーと比べて面積が広く、屋根がないため日当たりや開放感に優れている。

  • 【ロックウール】

    断熱材の一種。石炭や珪酸などを主成分とした鉱物を溶かし、繊維状に加工したもの。フェルト状、ボード状、ばら状がある。断熱材や吸音材として使われている。

  • 【ワークトップ】

    ウンターや作業台の天板。システムキッチンのフロアキャビネット(流し台、調理台等)の上に取りつけられたカウンター天板を指す。材質はステンレス、人工大理石などが使われる。

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消防用設備用語集

  • 【管理権原者】かんりけんげんしゃ

    防火対象物の所有者あるいは賃借入の代表者など、防火管理の最終責任者のこと。

  • 【消防計画】しょうぼうけいかく

    消防計画は、防火管理者(防災管理者)が選任された後、消防長または消防署長に届出るもの。防火対象物の用途、規模、収容人員に応じて作成する。また、消防計画に変更があった場合にも届出が必要である。

  • 【消防用設備】しょうぼうようせつび

    消防用設備には、消火設備、警報設備、避難設備、消火活動上必要な設備、電源関係などがある。主な消防用設備用品には、消火器、誘導灯、自動火災報知、屋内消火栓などがある。

  • 【特定防火対象物】とくていぼうかたいしょうぶつ

    防火対象物の中でも、不特定多数が利用するため、リスクが高い建物が特定防火対象物となり、設備する消防設備や消防管理が厳しい。高齢者福祉施設、ホテル、病院などがそれにあたる。民泊やゲストハウスなども宿泊施設なので、特定防火対象物となる。

  • 【防火管理者】ぼうかかんりしゃ

    管理権原者が防火管理者を選任する。防火管理者には、消防本部または消防署などが開催する防火管理者資格者講習を受講が必須。また防火管理者を選任(解任)したときは、防火管理者選任(解任)届を消防長または消防署長に届出る必要がある。防火管理者は消防計画を作成して届出を行い、消防計画にもとづいて防火管理を実施。その結果を消防長または消防署長に報告する義務がある。

  • 【防火管理業務】ぼうかかんりぎょうむ

    消防計画に基づく管理業務範囲には、

    • ・消火・通報および避難訓練の実施
    • ・消防の用に供する設備、消防用水または消火活動上必要な施設の点検および整備
    • ・火気の使用または取り扱いに関する監督
    • ・避難または防火上必要な構造および設備の維持管理
    • ・収容人員の管理、その他防火管理上必要な業務がある。
  • 【防火対象物】ぼうかたいしょうぶつ

    火災による被害が大きいことが想定される建築物のことで、一般の建物より厳しい管理が求められる。

  • 【防災管理者】ぼうさいかんりしゃ

    防災管理者資格者講習を受講した人の中から、管理権原者が防災管理者を選任。防災管理者を選任(解任)したときは、消防長または消防署長に届出る必要がある。防災管理者は消防計画を作成、届出し、消防計画にもとづき、防災管理業務の実施、地震・火災を想定した自衛消防訓練を実施する責務がある。

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